清水建設株式会社の環境配慮型コンクリート「SUSMICS-C」を用いた建築工事プロジェクトに対して妥当性確認・検証を実施

清水建設株式会社の環境配慮型コンクリート「SUSMICS-C」を用いた建築工事プロジェクトに対して妥当性確認・検証を実施

第三者検証

ソコテック・サーティフィケーション・ジャパン株式会社は、清水建設株式会社が策定した方法論「コンクリートおよびソイルセメントへのセメント配合量低減およびバイオ炭投入による温室効果ガス便益活動方法論」に基づいて、適切にプロジェクト計画が策定され且つバイオ炭をコンクリート等に投入する活動(SUSMICS-C※1の適用)において、バイオ炭の製造・輸送等に起因する追加的な要素も勘案して 貯留量がモニタリングされているかについて、ISO14064-3に基づき妥当性確認・検証(限定的保証)を実施しました※2。

これまで一般的には、ISO14064-2に基づく排出削減・貯留プロジェクトに対する妥当性確認・検証はJクレジット制度にて実施されていましたが、今回清水建設株式会社による自主的な情報開示に対しての第三者保証は当社にとって初の試みとなります。

この炭素固定の新たな技術を用いることで建築物の低炭素化の実現が可能となり、これらは建設工事の発注者に対し、第三者による確認・検証を経た信頼性の高いCO2削減実績値を新たな環境価値として提供していく事に繋がります。

 

※1「SUSMICS-C」とは、木質バイオマスの炭化物であるバイオ炭を混入した環境配慮型コンクリートで、木質バイオマスが成長過程で大気中から吸収したCO2を難分解性の炭素としてコンクリートに固定できる、清水建設が開発した技術を示します。

※2 貯留量のモニタリング結果に対する第三者保証業務であり、クレジットを認証するものではありません。

 

清水建設株式会社様ウェブサイト「バイオ炭コンクリート SUSMICS-C 」について

https://www.shimz.co.jp/company/about/news-release/2024/2024010.html