TNFD概要
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社会(経済、金融システム等)は自然に依存(恩恵享受)しており、自然は企業の社会的責任の問題ではなく、気候変動と並ぶ中核的かつ戦略的なリスク管理の問題であり、TNFD提言は、これらの課題を対処するのに利用することができます。
また、ISSBはIFRSサステナビリティ開示基準の延長として、TNFDを活用する意向を示しており、近年ではCDP質問書に部分的に組み入れられていることからもさらに注目が高まっています。
SOCOTECはこれまでのESGアドバイザリーで培った知見から、企業の自然資本関連の情報開示の手助けをいたします。 -
SOCOTECのサービス①:LEAPアプローチによる開示サポート
LEAPアプローチは、TNFDが開発した、自然関連の課題を評価するための統合的なアプローチです。最初のステップでは、セクター、バリューチェーン、地理の3つの側面から、潜在的な自然関連課題を絞り込み、優先順位付けを行うのに役立ちます。

本サービスの内容
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①
Scoping
Locate -
- 初回ガイダンス
- 重要な自然関連の依存、影響、リスク、機会の考察
- ENCORE結果のレビュー
- 優先地域における重要地域の定義の決定
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①
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②
Evaluate
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- 依存と影響の評価方法の説明
- 評価結果のレビュー
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②
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③
Assess
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- シナリオ分析に基づく将来社会の考察
- リスクと機会の抽出、評価
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③
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④
Prepare
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- ガバナンスのギャップ分析、開示構成の解説
- リスク対応策の整理と検討
- 開示案のブラッシュアップ
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④
SOCOTECのサービス②:TNFDレポーティングサービス
LEAPの実施の際、Locateでツールの使用や、TNFDガイダンスにそもそも専門用語が多いことで最初のハードルが高いというお声が多いことから、拠点の住所と経済活動の情報からLocateを中心とした作業について、簡易的にパック化したサービスです。

本サービスの内容
本サービスは、CDP回答においてTNFDに関連する設問で回答できていなかった部分をクリアするための、TNFDのLEAPアプローチの一部について支援サービスとしてパック化したものです。
サービス内容(納品物)は大きく以下の4点です。
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①
レポート作成
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組織が評価対象とする拠点の経済活動別に
自然関連の依存と影響の評価結果レポートを作成(ENCOREを使用)
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①
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②
レポート作成
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要注意地域の評価レポートを作成(WWF Risk Suiteを使用)
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②
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③
オンサイト
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重要地域の設定と、優先地域を特定方法についてオンラインにて解説
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③
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④
オンサイト
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依存と影響の評価方法についてオンラインにて解説
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④
TNFDを取り組む上で使用する主なツール
ツール名 | 説明 | URL | 使用条件 |
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ENCORE | 事業の経済活動別に、潜在的な自然関連の依存と圧力(影響)の重要度を評価。 | https://encorenature.org/ | https://encorenature.org/en/legal |
IBAT | 生物種や重要生息地のデータを駆使し、生物多様性の重要性や重要生息地についての情報を提供。対象ポイントの一定範囲内でのIUCNレッドリスト、保護区、生物多様性の保全上重要な地域の概要を一覧で可能。 また、自然関連情報の詳細に加え、対象地点周辺の種に対する潜在的リスク(脅威軽減スコアと回復度スコア)の確認が可能。 |
https://www.ibat-alliance.org/ | https://www.ibat-alliance.org/terms |
WWF Risk Filter Suite (BRF / WRF) |
水リスク評価のグローバルツール。拠点が立地する地域の水リスクや、各拠点の操業の水リスクを評価することが可能。 | https://riskfilter.org/ | https://riskfilter.org/assets/documents/WWF_Risk_Filter_Suite_Terms_of_Use.pdf |
SOCOTECの強み
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マネジメントシステム
認証機関として培った
本質的なPDCAのノウハウ -
長年のアドバイザリーの中で
培われたESGの知見 -
東京都・埼玉県
温室効果ガス排出量検証機関、
J-クレジット制度
移行プロジェクト審査機関 -
ISO14065(温室効果ガス妥当性確認・検証機関の認定)による正確性