現在ISO9001の改定作業が実施されております。ISO/TC176/SC2(国際標準化機構(ISO)が定める品質マネジメントシステム(QMS)に関する専門委員会(TC176)の下にある分科委員会(SC)のうち、品質システムを専門とする)によるとCD2(委員会ドラフト2版)の協議を実施し、DIS(国際規格草案)の発行は、2025年の7~9月となる見込みです。また、FDISを経て、IS(最終版)発行は、2026年中を予定されています。
以下、委員会公開情報抜粋2025年4月8日
『ISO 9001の今後の変更については、かなりの関心と議論がありました。
今週(3月31日~4月4日)、40カ国以上から50名を超える専門家がパリに集まり、ISO 9001の改訂作業において大きな進展を遂げました。世界で最もよく知られている品質マネジメントシステム(QMS)規格であるISO 9001が、組織の進化するニーズに合致し、今日の課題に対応し続けるための取り組みです。会議では、運用と管理、インフラストラクチャ、組織の知識、事業継続、倫理など、重要なトピックについて、40カ国以上から提出されたコメントへの対応に重点が置かれました。
ISO 9001の今後の変更については、大きな関心と議論が寄せられています。しかしながら、現状では更新プロセスはまだ進行中です。今回の会議に続き、次の大きな節目となるのは、パブリックコメントのためのDIS(国際規格案)の公開です。これにより、世界中のユーザーはISO 9001の変更案について明確かつ透明性のある情報を得ることができ、実際の改訂内容を検討し、意見を述べる機会を得ることができ、更新の最終段階でユーザーの声が確実に反映されるようになります。』
※最新の情報が入り次第、皆様へもお知らせいたします。
なお、ソコテックではISO9001:2026改訂セミナーも予定しております。