水は、気候変動と質問内容の整合性を図っており、このことにより水の質問への対応とTCFDは以下のように整理できます。
-
ガバナンス体制は気候変動と水に関する問題を合わせて統治する機能を明確化(W6)
-
戦略に関しては、気候変動に関連して長期シナリオの下にWRIアキダクトによる分析結果を利用し、重要性の評価に組み込む(W3 , W4 , W7)
-
水の現状情報(W1)、事業影響(W2)はリスク評価の基礎情報となる
-
製薬会社では水の使用に関して製品品質上そのほとんどが第三者から購入する水となると思われるため、バリューチェーンエンゲージメントを考慮してどこまで水の目標が設定できるか慎重に検討する
これらの取組は、全体的なESG社会課題の解決に向けたマネジメントシステムとして統合することが望ましいと考えられます。