採用情報
Jークレジット制度とは、省エネルギー設備の導入や再生可能エネルギーの利用によるCO2等の排出削減量や、適切な森林管理によるCO2等の吸収量を「クレジット」として国が認証する制度です。
CO2等の排出・吸収量の認証を受けるプロジェクト実施者のことを創出者とよびます。創出者には、ランニングコストの低減やクリーンエネルギーの導入を図ったり、地球温暖化対策への取組での外へのPR効果、創出したクレジットの利用における新しいネットワークの構築等のメリットがあります。
クレジットの認証・発行までにはプロジェクト計画書の登録とモニタリング(プロジェクトの実施状況の確認)の2つのステップあります。
ソコテックは、J-クレジット制度における登録審査機関(5社)の1社としてプロジェクト実施者が作成したプロジェクト計画内容の妥当性審査と、モニタリング報告結果の検証を行っています。
今回の訪問先は大分県日田市の田島山業株式会社様です。
今回は「森林経営活動(FO-001)」という方法論に則って検証を実施させていただきます。
1日目 机上確認(支援・検証)
13時半の約束の時間より少し早く到着しました。
今回は二度目の訪問のためすみやかに挨拶を終え、今日明日2日間のスケジュールの説明を行います。
1回10分程度の休憩をはさみ、ほぼ予定どおりの16時頃、本日の確認および支援作業を終えました。最後にまとめとして発見事項について申し伝え、明日の予定について確認後、宿泊先のホテルに移動します。
ホテルに戻り、その日の確認事項等をまとめ、明日に必要な事項等についての調査・確認を行います。
2日目 現地確認、机上確認(検証)
8時半、お客様事務所に到着しました。
本日はプロジェクト対象森林の現場確認ですので、事務所にて一度現地の位置等の詳細について確認します。
お客様の車に同乗させていただき、複数個所のプロジェクト対象森林をまわります。
道中車内で、木々の育成試験を行っていることや、伐り出した材木の搬出方法、令和2年7月豪雨でかなりの土砂被害を受け道の復旧もされたこと等、色々興味深いお話をうかがうことができました。
様々な分野の方のお話が聞けるのも審査員職ならではだと思います。
現地では、プロジェクト実施者である田島山業様に計測の再現をしていただきます。計測対象エリアは事前にロープで囲ってあり、エリア内の木にはそれぞれ番号のテープがはられています。
審査員がアットランダムに指定したものを計測いただき、計測結果の精度を確認します。
計測箇所は、胸高直径(地上から1.2m程度の直径)と樹高です。
今回は大分県らしく椎茸の原木として需要のあるくぬぎ林と、とても珍しい広葉樹林でした。
現地検証を終え、12時頃事務所に到着。
お昼は朝購入したコンビニ食で軽くすませます。
午後は、13時スタート。
モニタリング報告書の内容と根拠資料とを照合する検証作業です。
今回は無事すべて照合できました。
最後に、2日間での発見事項について説明します。
最後に、確認のサインをいただき、今回の訪問検証は完了しました。
取材日:2023年9月
「審査員職」希望の旨を記載の上、郵便にてご応募ください。
未経験の方でも安心してご応募ください。